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外科医の矜持

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私が今に至るまで外科医を続けてこられたのは、やっぱり手術の手ごたえ、その魅力からでしょうか。どの一つの手術をとっても、全く同じ手術はありません。結局、手術は一期一会なのです。そこには手術だけではなく、その手術を受ける患者さんがいます。私にとって一番大切なのは、自分が手術をすることで患者さんの人生に関われること。自分の知識と技術、そして折れない心を持って、患者さんと一緒にその一大事に立ち向かうこと。それこそが外科医の矜持(きょうじ)なのだと思います。
この本で私は、外科医としての手術を学ぶことの楽しさ、奥深さ、患者さんの人生に関わることの重さ、そこから得られる喜びを”今の若い人たち“に伝えること、また一方で、手術を受けたことのある人、あるいはこれから手術を受ける人、身内にそうした経験を持つ人たちにも、一人の消化器外科医としての想いが伝わることを願い、正直にありのままに綴りました。本書を通じて、少しでも患者さんと外科医の一体感が増してくれたら嬉しく思います。

目次

Ⅰ 外科医人生のスタート

Ⅱ ニューヨーク留学

Ⅲ 東京という新天地へ

Ⅳ 転機

Ⅴ 今思うこと

略歴

黒柳洋弥(くろやなぎ・ひろや)

1962年 米国シカゴ生まれ

1987年 京都大学医学部卒業

1987年 京都大学医学部附属病院外科 入局

1988年—2005年 国立京都病院

2000年—2001年 米国マウント・サイナイ病院留学)

2005年 公益財団法人がん研究会 有明病院

2010年 国家公務員共済組合連合会 虎の門病院 消化器外科(下部消化管)部長

2019年 同副院長

2019年 日本内視鏡外科学会 第12回大上賞受賞

2021年 日本内視鏡外科学会 技術審査委員長(消化器・一般外科領域)

外科医の矜持 腹腔鏡手術に魅せられた36年

著者 黒柳洋弥(くろやなぎ・ひろや)
出版社 ゆみる出版
価格 ¥1,870税込
発売日 2025/3/24
ページ数 204ページ
ISBNコード ISBN-10 4946509605
ISBN-13 978-4946509605
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